落語はビジネスにも役立つ!「笑う力」を身につけたい

アマチュア落語家・太助が、落語の魅力を考えます。

無理やりにでも笑顔を作ってみよう~「笑う力」を身につけたい (1)

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こんにちは、太助です。この連載のタイトルは、「笑う力を身につけたい」です。落語を聞きに行くと、会場全体が笑いに包まれることがあります。落語家さんに観客を「笑わせる力」があり、観客に噺を楽しむ「笑う力」があって初めて、笑いが起こるのだと思います。観客がさめきっていて、斜に構えていたら、どんな演者でも笑わせることはできないでしょう。

 

なぜ、「笑う力」を身につけたいのか? 

 

いろいろなことを楽しみ、ワハハハと笑えるようになると、毎日が明るく、楽しくなります。明るく、楽しそうに生きている人には、人が寄ってきます。人が寄ってくると、仕事やチャンスも集まってきます。

 

しかし、いろいろなことを楽しみ、ワハハハと笑うことは、実は簡単ではありません。笑うための力が必要なのです。「笑う力」を身につける方法を、何回かに分けて、考えていきたいと思います。今回は第1回です。

 

無理やりにでも笑顔を作ってみよう

 

最初にお勧めしたいのは、まず笑顔を作ることです。別に面白いことがなくても、笑顔を作ってみてください。

 

1)笑顔を作るには、口を「アイウエオ」の「イ」の形にします。この時、口を横に開くことを意識します。この状態で「イー」と声に出してみてください。

 

2)次に、口を横に開いている状態で、口角(唇の合わさった部分、口の両端)を上に上げます。この時、意識的に歯を見せるようにしてください。

 

口を「イ」のかたちで横に開いて、口の両端を上げ、歯を見せる、です。笑顔になります。頬の筋肉が持ち上げられるので、目元も笑みを浮かべたようになります。

 

実際にやってみると分かるのですが、この表情を作るのは大変です。頬の筋肉を動かす必要があるからです。普段、あまり笑わない人は、頬の筋肉が固くなっているので、この表情をしていると、非常に疲れるはずです(ほとんどの方がそうだと思います)。そこで、笑顔を作るための練習が必要です。

 

3)毎日、数分間でもよいから時間を決め、この笑顔を作ってみる。

 

意識的にこの表情を作っていると、最初はぎごちないのですが、そのうち自然に笑顔を浮かべられるようになってきます。スーツを着なれていない新入社員が、毎日着ているうちに、自然に着こなせるようになるのと似ています。自分に、笑顔がなじんでくるのですね。

 

笑顔を作ることは、笑いへのスタートポジション

 

このようにして笑顔を作ることは、「笑う」ためのスタートポジションを作るようなものだと思います。徒競走で、「ヨーイ、ドン」の前に、走る構えをしますよね。あれと同じです。いつも笑顔にしていると、すぐに笑えるようになるのです。そして、しだいに笑顔が板につき、素敵な笑顔になってきます。

 

最初は、毎朝、洗顔後の1分間など、短時間で良いので始めましょう。それから、意識的に生活の中で、笑顔を浮かべるようにしてみてください。特に人と話すときは大切です。もちろん落語会に行くときもそうですよ。観客がニコニコしていると、落語家さんものってきます!

 

「あの人は、いつもニコニコしているね」と言われるようになったら、しめたもの。人が寄ってくるようになるのです。

 

笑顔を作ることは、自分の努力で身につけることができる「笑う力」です。ぜひ、試してみてください!

 

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