落語はビジネスにも役立つ!「笑う力」を身につけたい

アマチュア落語家・太助が、落語の魅力を考えます。

夜、寝る前に聞きたい落語ベスト5

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こんにちは、アマチュア落語家の太助です。仕事から疲れて帰り、夕飯を食べて寝るだけの毎日という方も多いかと思います。そんなときは体だけでなく脳も疲れきっているので、難しいことは一切考えたくないし、テレビのニュースさえ見たくないものです。ただ、そのまま布団に入っても、「仕事脳」がオフになっていないので寝つけないことがよくあります。

 

そんなときにお勧めなのが、寝る前の落語です。のんびりとした口調の落語家さんが語る、のんきな噺(はなし)を聴いていると、脳がリラックスしていくのが実感できますよ。毎晩、寝つけないでお悩みのアナタ。ぜひ、お試しください!

 

柳家小さん「笠碁」

 

碁が大好きな商家の旦那二人。両人とも下手くそだが、子供の頃から仲が良く、実力も同じくらいなので毎日のように囲碁を打っている。ところがある日、「待った」「待てない」の言い合いから喧嘩になり、絶交してしまうことに。数日は我慢ができたのだが、二人とも碁が打ちたくてたまらない。一方の旦那は、とうとう我慢ができず偵察に出かけることに……。ご隠居二人の友情が微笑ましい落語です。

 

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金原亭馬生「目黒のさんま」

 

秋晴れのある日。お殿様が家来を連れて乗馬で遠乗りをする。一生懸命、運動をしたのでお腹がペコペコになるのだが、あいにく弁当の用意をしていない。そこへ近くの農家から、さんまを焼くいい匂い。さんまを食べたことのないお殿様は、大いに食欲をそそられる。そこで家来が農家に行き、さんまとご飯を買い取って、殿様に差し出す。汗を流し、空腹だった殿様は、そのうまさに大いに驚く……。

 

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古今亭志ん生「あくび指南」

 

最近、町内にできた「あくび指南所」。好奇心旺盛な熊さんが、しぶる友人を連れて体験入学する。出てきた師匠は、品の良い老人。まずは「夏のあくび」の稽古から始めるのだが、どうしても熊さんは脱線してしまう……。志ん生ののんびりしたテンポを楽しんでください。

 

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春風亭柳橋「青菜」

 

お屋敷で仕事中の植木屋さん。ひと休みしていると主人が、酒や鯉の洗いをふるまってくれる。さらに主人が菜をふるまおうと奥に声をかけると、奥さんが「鞍馬山(くらまやま)から牛若丸が出でまして、名を九郎判官(くろうほうがん)」と返事する。それに対して主人も「義経にしておきな」と返す。実はこれはシャレで、「菜は食べてしまってない」「それではよしておこう」という隠し言葉。すっかり感心した植木屋さんは、この会話を自分の家でやってみたくなる。友達の熊を自宅に呼んで、さっそく始めるのだが……。

 

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桂文楽「よかちょろ」

 

道楽者の若旦那。お金の回収に行ったまま戻ってこないで、吉原に入り浸っている。父親は大変なご立腹。帰って来た息子に説教を始めるが、息子はヘラヘラと笑って、まったく反省する様子がない。回収したはずの二百円という大金もすべて使ってしまったという。使い道を問いただすと、「よかちょろ」に使ったといい加減な回答。旦那は腹立ちまぎれに奥さんとも喧嘩を始めてしまう……。

 

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