落語はビジネスにも役立つ!「笑う力」を身につけたい

アマチュア落語家・おさむ家太助が、落語の魅力を考えます。

落語をやって初めて分かった! 男着物の魅力と面白さ(2)

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こんにちはアマチュア落語家の太助です。落語を始めるようになって、必要になったのが着物です。

 

これまでの人生で、私は着物を着たことなど一度もありません。そこで着物販売をしている母親に頼んで、大変に高価な着物を作ってもらいました。ところが、季節が温かくなり、演目が変わったもので、少し薄手の着物が欲しくなり、2着目を購入することに。

 

このとき、着物屋さんを何件か歩いたことで、着物選びで、いくつかのことが分かりました。

 

・着物は、価格差がかなりある。素材も色々。

・実際に着てみると、全く似合わないものがある。笑点メンバーが着ているような単色で派手な着物もあったが、私には全然、似合わなかった。

 

容姿、肌の色合い、体格など人それぞれなので、着物の合う・合わないは、実際に着てみないと分からない。これが分かっただけでも、大きな発見でした。

 

ただ、配色を含めたコーディネートを考えることは、面倒なことではなく、むしろ楽しいものでした。私はファッションやオシャレに全く関心・興味のない人間ですが、オシャレが好きな人の気持ちが少し分かるような気がしました。

 

こうして、私の男着物放浪記が、始まったのでした。

 

osamuya-tasuke.hatenablog.com

 

裏地のない単衣の着物を買わなくっちゃ!

 

春に2着目を購入したのですが、次の発表会は夏。私は「お菊の皿」という落語を演じるつもりでした。持っている着物は、どちらも袷(あわせ)と呼ばれる裏地が付いたものです。聞くところによると、夏は裏地のない薄手の単衣(ひとえ)が涼しくてよいとのこと。また、素材もポリエステルだったら、軽いし、洗濯もできるらしいのです。

 

太助は、ひどい汗かきなので、「単衣(ひとえ)の着物を買わなくっちゃ!」と思いました。それに幽霊の出てくる夏の噺なので、少し色の薄い着物が欲しくなったのです。

 

そこで前回、購入した和服の安売りの店へ再び行くことに。ここでポリエステル生地の薄い緑の着物と、それに合わせて紺色の帯を買いました。着物が11,000円、帯が3,500円くらいでした。

 

さて、これを着て発表会に参加したのですが、薄くて軽く、しかも洗えるので、本当に便利なのです。汗をかいても、シワになっても心配無用! 

 

ただし、着心地は全然違います。母親に作ってもらった高価な着物は、生地がしっかりしているためシワがよらず、着崩れしません。帯も締めていると、シュッシュッと気持ちよい音がして、キュッと締まります。

 

ポリエステルの着物は、着た感じがまさにテロテロなのです。着方が下手というのもあるのですが、帯を締めるとシワができてしまうし、背中もきれいに整いません。

 

「高い着物は、高いなりの価値があるのだな」と実感しました。

 

プロの落語家の和服も、人それぞれ

 

着物を着るようになってから、落語家さんの着物が気になるようになりました。当たり前ですが、前座さんは本当に安い着物です。お金もなく、下働きに追われる前座さんにとって、着物はまさに作業着という感じです。

 

真打の落語家さんでも、人によって、着ているものや、着こなしにかなりの差があることに気付きました。トップクラスの噺家でも、あきらかに安物で、着こなしもいまいちという人もいれば、本当に素敵な着物を「粋」に着こなしている方もいます。

 

太助が、着物も着こなしも素敵だな、と思う落語家さんは、入船亭扇遊金原亭馬生林家彦いち師匠です。

 

彦いち師匠が、銀鼠(ぎんねず)の着物に、ピンクの襟の襦袢を合わせた着こなしで登場したときは、その粋な佇まいに感服しました。

 

着物を着るようになって、人の着物に興味が湧くようになり、世界が1つ広がった気がします。ちなみに写真は、2017年8月の発表会での太助の着物姿です。夏なのでポリエステルの着物です。着こなしは、相変わらず下手ですが、ご勘弁ください。

 

このときの演題は「千両みかん」。動画もありますので、よろしければ素人落語をご笑覧ください。

 

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